【第2回】投資を始める前にやるべきこと

今回は「投資を始める前にやるべきこと」について書いていきたいと思います。

僕は老後資金を貯めるために投資を始めたんですが、その前にやるべきことがたくさんあると気づきました。

投資に取り組む前の準備段階をお伝えしていきます。

まずは年金の未納分を払う

僕の場合、最初に取り組んだのは 年金の未納分を払うこと でした。

年金を滞納していると、最悪差し押さえにつながることもありますし、

10年間納付していないと年金自体を受け取れないというルールもあります。

ここで注意してほしいのが、年金は「納付済」だけでなく、

免除・猶予・合算対象期間も合計して10年以上 で受給資格を満たすという点です。

一方で 未納はカウントされません。これは要注意です。

さらに、未納分の遡り納付は 原則2年まで。

以前は特例で延長されていた時期もありましたが、現在は終了しています。

払いたくても払えないという状況になるので、早めに対応することが大切です。

借金があるなら完済を優先!

僕自身は借金はありませんが、もし借金があるならまずは完済が最優先です。

投資どころではありません。利息を払い続けながら投資をしても、効率が悪すぎます。

「借金完済 → 家計の見直し → 投資」という流れが基本です。

複数借金がある場合は金利が高い順番で完済していくのが効率がいいですよ。

家計の見直しと家計簿

投資に入る前に必ずやってほしいのが 家計簿をつけること。

自分の収入と支出を把握することで、毎月どれくらい残るのかが明確になります。

ここで無駄遣いをあぶり出すのがポイントです。

特にサブスクやアプリ課金。必要なもの以外はスパッと解約しました。

この「小さな見直し」の積み重ねで残金は確実に増えていきます。

そして大事なのが、給料が入ったら 貯蓄や投資用のお金を先取りすること。

「余ったら貯金する」では一生お金は貯まりません。

先に差し引いて、残ったお金で生活する。このルールが鉄則です。

生活防衛資金を確保する

「家計を整えたらすぐ投資!」……ではありません。

次に必要なのが 生活防衛資金の確保 です。

生活防衛資金とは、もし仕事を辞めたり、病気やケガで働けなくなった時でも生活できるお金のこと。

これがあると心に大きな余裕が生まれます。

目安は次のとおりです:

会社員など雇用が安定している人 → 3〜6カ月分 自営業やフリーランス → 6〜12カ月分

僕自身は最低6ヶ月分の生活費を貯めました。

本当は1年分あるのが理想ですが、そこまで時間がかかるので、まずは半年を目安にしました。

人によって必要額は違うので、自分に合った金額を決めるといいと思います。

ここまで来てようやく投資スタート!

年金の整理、借金の完済、家計の見直し、生活防衛資金の確保。

この流れを経て初めて「投資を始められる土台」が整います。

この時点で「すぐに使わないお金=余剰資金」が生まれているはずです。

投資はこの余剰資金で行うものです。

心の余裕なくして投資を続けるのは難しいです。

人間、そこまでメンタルは強くないですからね。

まとめ

投資を始める前にやるべきことは、

年金の未納分を払う(免除や猶予も受給資格に含まれるが、未納は含まれない) 借金があれば完済する 家計簿をつけて無駄遣いを減らす 生活防衛資金を準備する(会社員は3〜6カ月、自営業は6〜12カ月が目安)

この順番をしっかり踏むことで、安心して投資に取り組むことができます。

次回は、僕が実際にどのように投資を始めていったかをお話ししたいと思います。

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