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2025.09.05
2023.06.20
2023.06.15

他人に愛されたいなら、まず自分を愛そう

「自分が自分を愛せないのに、人が自分を愛してくれるわけない」「人にだけ愛されることを望むのは、ただの依存でしかない」。

この言葉を初めて聞いたとき、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。まさに自分のためにあるようなフレーズで、「ホンマその通りやな」と素直にうなずくしかありませんでした。
正直なところ、これまでの自分はずっと、他人から認めてもらったり、評価されることにばかり重きを置いてきた気がします。自分自身に対して「好き」とか「愛してる」と感じたことは、ほとんどなかった。良い結果が出たときだけ一瞬だけ満たされるけれど、それも長続きせず、また誰かの評価や一言を心待ちにしてしまう。そんな繰り返しでした。


これもそうやったなと思うことがあって、以前バンドに参加していたとき、毎回演奏が終わるたび自分の感想より先に、つい周りのメンバーに「今のどうやった?」と聞いてしまっていたんです。自分なりに頑張った部分や手ごたえをじっくり味わう前に、まずは他人の評価を知ろうとするクセがついていました。これはまさに「自分で自分を評価できず、他人の物差しでしか自分を認められない」典型だったと思います。
そう考えると、「自分が自分を好きではないのに、他人が好きになるはずがない」という言葉の重みが一層リアルに響いてきます。自分自身で自分の良いところに目を向けてあげられなければ、誰かに褒めてもらったとしても本当の充足感にはつながらない。逆に、誰かに否定されたときは、ものすごいダメージを受けてしまう。そのたびに自己嫌悪と無力感ですごく苦しくなります。
50歳近くにもなって、こんなシンプルなことにやっと気づいた自分が恥ずかしいような気もします。でも、気づいたからには今からでも遅くないと信じて、自分を少しずつでも認められるようになりたいと本気で思いました。誰かの評価よりも、「今日はここがちょっと良かった」「ここは前より成長できた」と、自分なりに小さな“自分褒め”を積み重ねていきたいです。
これからは演奏でも仕事でも、まずは自分で自分に「よく頑張ったな」と声をかけてあげること。それを大事にしていけば、きっと世界の見え方も、人との関わりも、今よりきっと優しく明るいものになっていくような気がしています。
人生の後半戦、これからは「自分軸で生きる」ことをテーマに歩んでいきます。自分を認めてあげる勇気さえ持てれば、今からでも遅くないし、きっと新しい景色が見えてくる。そんな未来にワクワクしている自分がいます。

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